Entertainment

音楽業界を目指すあなたに

こんにちは、最近覚えた“筋膜リリース”にハマって

ダイエットにますます拍車が掛かっているmisaです。

年が明けてから早くも1ヶ月が経過しましたね・・・。

学生の皆さんはそろそろ就活。

社会人の方はそろそろ転職。

なんて考えている人は多いのではないでしょうか。

今回は“音楽に携わる仕事がしたい!”という方向けに進めていきたいと思います。

目次

  1. misaが音楽業界で働き出したきっかけ
  2. 音楽業界の就職倍率って?
  3. (学生の方へ)学生期間の過ごし方
  4. 求められる条件とは
  5. まとめ

1.misaが音楽業界で働き出したきっかけ

“そんなこんなで気が付けば音楽業界で働いていました。”

・・・というタイプの流れでは一切ありません。

小さい頃から音楽が大好きで、歌って踊って育ち、

「絶対に私は将来舞台に立って多くの人を感動させるアーティストになるんだ」

なんて言いながら音楽業界で働く事を夢見てきたタイプの人間です。

そんなに私を熱くさせた人がいました。

KPOPにおける韓流ブームの第一人者と言われるBoAさんです。

BoA VALENTI

日本でデビューした時の彼女は、日本語もペラペラで、

何と言っても女性ソロシンガーでここまで歌って踊れるアーティストがいなかったんです!

しかも曲も良い。日本には無い、欧米を感じさせるサウンドでした。

“VALENTI”は誰もが知る平成のヒットソングになりましたよね。

“♪タ〜イト〜なジ〜ンズに〜ね〜じこ〜む〜・・・”ってやってました。

彼女にずっと憧れを持ち、真似をして踊りに明け暮れていたのです。

・・・え?そっち?

と思った方、ご安心ください。私は表ではなく、裏方です。

当初は、一時期ニューヨークにまで行って

「20年間以上も磨き続けたダンスで食べていくんだ」

とずっと言っていました。

ニューヨークに行った際も、

オーディションを受けたりスカウトをいただいたりと

ダンサーとしての自分の可能性は無限大だと信じて止みませんでした。

しかし私は周りのプロダンサーとは違っていました。

・・・とても冷静でした。いや冷めていたのかもしれません。

ニューヨークから日本へ帰国後も、

アーティストの方の舞台に立たせていただく機会もありました。

しかしダンスに明け暮れながらも、

「この先どうやって生きていくんだろう。どこへ向かっていくのだろう。」

この考えが拭えなかったのです。

自分の実力を見ても、アメリカで見た多くのプロに勝てると思えなかったです。

大きな舞台に上がっている素晴らしいダンサーでも、

アルバイトをしながら生計を立てている人は大勢いました。

“普通に食べていくのは無理だ。”

そう自分の中で確信してしまったのです。

“大胆に突っ込めない人間は、エンターテイナーの世界には向いていない。”

22歳で冷静に悟ったのでした。

22歳のニューヨーク時代

しかし、同時に自分には向いている事が他にあるんだと思いました。

韓国での留学時代や、ニューヨークでのダンス時代も、

“イベントをオーガナイズしたり、作品を作る”

という事をしており、非常にやりがいを感じていました。

当然、自身もスポットライトは浴びつつも

裏方でアーティストや演奏者の方々の演出を考えたり構成を練ったりが

とても楽しかったのです。

元々の性格だったのだと思います。

“ただ言われた事を指示されてやるのが嫌いなタイプ”。

「あんな事は出来ないか、こんな事をすると良さそうだ。」

こんな議論をし合える事が好きで、

これが自分に向いているのではと思いました。

そこからまた私の転身劇が幕開けるのです。

misaのキャリア変遷

  • グローバルアパレルブランドで5年間(店長→本部マーケ)
  • 日本で人気の大手エンタメ企業へ転職
  • 韓国のダークホース大手エンタメ企業へ転職

新卒就活で、エンタメ・音楽業界の選考を受けますが

ことごとく採用見送り。

・・・「私って音楽業界向いてないのでは・・・?」

と自信喪失寸前だったところ、

グローバルに展開されている某アパレル大企業に就職します。

店長経験を経て、本社へ移りイベントの企画・マーケティングを経験して

気が付けば5年の月日が経過。その間、1度目の結婚もしていて

「・・・私ってこれで良かったんだっけ?・・・」

と27歳の私は自問自答し始める訳です。

そうなったら止まりません。

音楽業界への情熱が再び沸き起こります。

何も考えずにふとパソコンを開いて“応募ボタン”を押して行き着いたのが

2社目の大手エンタメ企業でした。

その当時の転職活動と言えば、その1社のみに応募していました。

選考の模様などはまた別の記事でシェアをしたいと思います。

まあーー・・・大変な選考でした・・・。

ここでmisaの音楽業界・エンタメ業界への参入が始まります。

2.音楽業界の就職倍率って?

まず結論を一言。

非常に高いです。

「そんなん知ってるわーい!」と野次が飛んできそうですが・・・。

新卒の場合、実際数千人単位の応募があると耳にしました。

そこから入社人数が大体10人弱。多ければ20人弱という感じです。

2000人の応募で20人の採用だと考えても、単純計算で

倍率は100倍。

実数は明かされていないです。

しかし、1社における入社人数は非常に枠が少ないことは事実です。

ちなみに私が大手エンタメ企業の2次選考を受けるため

オフィスビルに着いた際、

ビルの敷地前に大勢の人がとぐろを巻いて列待ちをしていて

白目を剥いた記憶があります。

学生たちには非常に人気な業界なのだと、その時実際に目にして感じました。

転職の場合。

どの企業様も随時応募している状態です。

ただ!!!!!!

条件がどピッタリな人物しか僅かなチャンスが掴めません。

また、正社員の枠ももちろんありますがアルバイト・契約社員での雇用形態も

非常に多くタイミングをよく見計らって挑戦する事をお勧め致します。

3.(学生の方へ)学生期間の過ごし方

「どうせエリート大学の出身じゃないと入社出来ないんでしょ?」

という声も多数上がりそうなのですが、

実際のところそうではありません。

出身校があなたの未来を左右する訳ではないです。

様々な事に挑戦する事も非常に大切だと思います。

ただ、“それに対してどれ程打ち込んだのか”が非常に問われると思います。

これはきっと音楽業界だけに限った話ではないと思います。

音楽業界は今、ちょうど過渡期かと思いますが、

人を商品として消費者にお届けするお仕事なので、

頭脳も当然必要ですが、パッション・熱量のバランスが非常に大切なんです。

一筋縄ではいかない事がほとんどです。だからこそ、

“何かに熱くなれること”。

私と一緒に入社した内定者の人たちはそれを学生時代に経験していました。

それぞれの“これに打ち込んだエピソード”を持っていました。

ただ、皆んな一風変わったエピソードを持っていたように思います。

学生時代にアメリカでのラーメン屋立ち上げに携わったり、

学生気象予報士として朝のテレビ番組に出ていたり、

自身の曲やコンテンツを作って配信している子や・・・。

今からでも遅くないです。熱くなれる何かを学生時代に掴み取るんです。

分からない人は、周りの人に分かるまで聞いてみたり、

いつもは出かけない所に足を運んで新しい自分を探してみたり。

私はエピソードの一つですが、

韓国留学中に、入国1ヶ月で韓国語の履歴書を準備し

当時韓国の3大事務所に直談判をしていました。

韓国3大事務所

  • SM entertainment( Boa、東方神起、Super Junior、EXO、NCT所属)
  • YG entertainment(2PM、TWICE、ITZY、Stray Kids所属)
  • JYP entertainment(BIGBANG、BLACKPINK、Winner所属)
SM entertainment
YG entertainment
JYP entertainment

事務所に直接足を運び、書類を持ち込んでいました。

オフィスへ入っていく人を片っ端から捕まえ、声を掛けました。

追い払われようが思いを伝え続けてようやく、

YG entertainmentから連絡をいただきました。(奇跡!!!)

あの時、連絡を下さった方に改めてお礼が言いたい!!!

是非学生の皆さんも自分の時間と可能性を存分に使いまくってください。

4.求められる条件とは

端的にまとめる事が非常に難しいです。

音楽業界は非常に不思議な世界です。

まさに色んなスキルを持った人たちがミックスされています。

そんな環境で働いていて私が思う条件をまとめます。(数年後変わるかも)

求められる条件

  1. 作る・成果を出す事への執念/こだわり
  2. 周りの意見を柔軟に取り入れ、受け止める
  3. 意見を発信する力
  4. 新しいもの好き
  5. 人と真摯に関わる

1.作る・成果を出す事への執念/こだわり

日々生みの苦しみを味わいます。様々な人や事に揉まれます。

それでも“これをリリースすれば絶対にみんな感動する!”とか、

なんでも良いんです。強い思いを持ってやり遂げる執念。

また、「もういいや。」と思えるシチュエーションが非常に多いですが、

そうではなく、「もっと良くできる。」と最後までこだわれるかどうか。

これが無くては絶対に音楽業界でのお仕事は出来ないと思います。

2.周りの意見を柔軟に取り入れ、受け止める

熱い人が非常に多いです。

(私自身、思いが熱すぎて相手を怪我させてしまった失敗談があります。)

そんな時でも頭を柔らかくして周りの意見をどんどん取り入れましょう。

そして受け止める事。これが非常に重要なんです。

これをする事によって、“思いがけない人からの救いの手”が降ってきます。

耳を貸さない人には、良い情報を言いたく無くなりますよね?

結局は仕事するのは“人”なので、シンプルです。

傾聴する人でいる事は、情報量も増えますし周りの人も寄ってきますし

音楽業界で必要なスキルの一つだと思います。

3.意見を発信する力

この“意見”という言葉には、

“取り入れた情報を咀嚼した自分の考え”という意味もあれば

単純に“自分の意思”という意味を込めます。

日本特有の風潮なのかも知れませんが、“同調の雰囲気”って至る所にあります。

気の乗らない事もたくさんあると思います。

会社の文化・伝統などという言葉に惑わされる事無く、

正しいと感じる事にははっきりと意見を述べてください。味方は必ず居ます。

新しいものやヒットを作るためには、同調しているだけでは絶対に成し得ません。

“NO” “YES”を自分の意思で言えるようにしましょう。

4.新しいもの好き

音楽業界・エンタメ業界なるもの日々の進化を追求しなくてはなりません。

古いものも良いですよねー・・・。

懐メロ。めっちゃ好きです。

でも、それはそれとして。過去の素晴らしい産物に敬礼しつつ・・・

私たちの世代が良いものを新たに生み出す事が必要です。

音楽業界のものだけでなく、世の中の新しいものを俯瞰して捉えられるか。

これが非常に重要な事なのだと思います。

ただ難しく考えるのではなく、楽しめば良いんです。

「こんな最新技術があるんだ!これで何か音楽と掛け算出来ないかな」

こんな感じで始められると良いですよね。これがまあ難しいのですが。

この精神は非常に大切だと思います。

5.人と真摯に関わる

最後はこれです。とにかくこれはどの業界に居ても大切です。

真摯に関わっていない人はすぐに分かります。

私も人間なので、“なんでこの人に真摯に接しなきゃいけないの?”

なんて嫌な気分になってしまう時もありますが、

それでも自分はブレずに“真摯に関わる”。

学生の皆さんは特に、社会に出て様々な方とお仕事をして様々な経験を積んでいく事になると思いますが、

人を大切にして仕事を進めてください。仕事も回しているのは全て人です。

人のコネクションを大切に出来る人が物事を征するのかも知れません。

人を利用するのではなく、あくまでも結果に向けて真摯に関わる事です。

5.まとめ

本日は、音楽業界を目指す方々向けの記事でした。

私自身が長年の夢を叶えて、音楽業界でのお仕事を始めました。

可能であれば、死ぬまで続けたい仕事の一つです・・・。

大変な事ばかりですが、心踊る世界が広がっています。

音楽に溢れた仕事環境。それだけで幸せなんです。最高ですよね?

また随時、世界の音楽業界のニュースをmisaの視点でまとめてお届けします!

では本日もお付き合いいただきありがとうございました〜!

안녕~See you soon~

Thailandでのラジオ番組収録現場